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ホーチミン市にミラーボールを。#1

【この日記はフィクションです】

ことの始まりは、B誌でのインタビューだったのである。今年の1月に、行ってみたい都市についての話をして、そのなかでヴェトナムに行きたいですね、行ったことないから。っていうか、海外に行ったこと無いんですけどね。ということを話したのだ。
インタビューは恙無く終わり、ギャラを戴きのんびり暮らしていたところ、B誌から連絡が入った。編集さんが言うには、ヴェトナムのホーチミン市まで行って、ミラーボールを買ってくる。というルポを書きませんか。タイアップなのでいいホテルに泊まれますよ。
なぜホーチミン市でミラーボールを買わなければならないか。それはSPANK HAPPYというバンドの楽曲に「ホーチミン市のミラーボール」というのがあるからで、要するにパロディである。
でもスパンクス(SPANK HAPPYのこと。ファンはこう呼ぶ)が解散したのは10年以上前ですよ。読者に訴求しますか? と聞いたら、そこは、まあ、なんとか! と編集さんは言った。いい加減というかなんというか。ともあれ。ロハで海外に行き、原稿書いてギャラまで貰えるというのは素晴らしい。私は快諾し、機上の人と相成った。

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さてかの地に着くと、早速スターバックスがある。何だか日本と変わらない風景でしょんぼり。

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しかしそれより私は不安でしょうがなかった。現地のコーディネーターはおろか、編集者も現れないのだ。仕方ないのでスターバックスでヴェトナム式コーヒーを注文し、周りを観察する。
白人が多く、老夫婦が観光で来ていたり、ジャンキーみたいな風貌の若者、ペドフィリア風の太った中年等々。観察しているうちに不安は少し落ち着いた。
「あ、お疲れさまでーす♡」
と、編集のN女史が(集合時間から1時間遅刻)ニコニコしながら現れた。このアマ。後でぶん殴ってやる。

というわけで、なんかもうグダグダなヴェトナムの旅日記、スタートしますよ。