ホーチミン市にミラーボールを。#4

さて、今回のホーチミン市の取材はタイアップだと、以前から言っていたのだが、実際どこのタイアップなのか。というと、伊勢丹さんからのお話であって、ヴェトナムに伊勢丹をオープンさせたので、取材してください。というオファーが、B誌に来たのである。んで、その話が、回り回って私にやって来たのである。
しかしまあ、流石に伊勢丹だ。どこを撮ってもクール。

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要するに、ここに注文してあったミラーボールを取りに行く。それだけの仕事だったはずなのだ。ところが。

「500ドルですか」
「そうです」(←編集N女史)
「後で領収書とかは?」
「無いですよ? 当たり前じゃないですか」

結局自腹で購入。随分と酷い仕打ちである。
何故ならば、少し考えてみてほしい。ミラーボールって、どういう理由で買うものかを。大抵は、コンサートホールを作るとか、舞台の演出に使うとかの理由であって、私にそんな理由、て言うか動機は無いのだ。
もう少し妄想してみよう。何処かの酒場で出逢った男が、貴女を口説いている。その中で、矢鱈と次の台詞を推してくる男はどうだろう。

「俺んち、ミラーボールがあるんだ。」

まず、困る。そんなのをキラーなフックとして使われても。言われたこっちとしては、曖昧にニヤニヤするしかなく、なんかもう、「こいつ、しょうがないな」と思わざるを得ないし、しかもそのミラーボールが、ドンキで売ってる安物ではなくかなり手のかかったものだったら。相当困る。

かくして結局私はミラーボール(バレーボール位の大きさ)を買わされた。N女史はニヤニヤしてやがる。


ヴェトナムと言えばアオザイ。ではあるが、実際に着ている女性はあまり見なかった。流石に、きゃりーぱみゅぱみゅの出来損ないみたいな女の子もいなかったけど。名古屋で見る女の子と大差無かった。