おもらしのキリングメイド。

雨の日が割りと好きだったりします。コレはおそらく、リドリー・スコット監督の映画「ブレードランナー」のせいだと思っているわけで。あの映画では常に酸性雨がしとしと降っており、それが猥雑で意味不明な日本語のネオンサインによく合って、ブルーな気分になるんですね。「二つで充分ですよ!」と、ヌードル屋の爺が言います。
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しかしまあ、最近は大の大人が情けないというか、聞いてて萎えますよ。
百田とかいう立派な小説家の先生が政党内の勉強会に喚ばれたら、「沖縄の新聞はつぶさなきゃ駄目や!」と、一つも面白くない冗談を言ったり、偉い政治家の先生が「マスコミを懲らしめるため、経団連に働きかけてスポンサーに圧力をかける」とか、鼻クソに屁を振りかけたみたいなとんちんかんを宣ったりと、自分の馬鹿を晒しまくっております。
あたしはそーいうのを見ると、「おーいみんな-、ここに馬鹿がいるぞー!」って、マンモスを見つけたギャートルズのようになるんですね。少しは真面目に怒るべきなんだろうけど、なんかもう、怒るのも勿体ないくらいの馬鹿なんだもの。脱力感に溢れた笑いを出すのが精一杯。

ことは政界だけではなく、Twitterでも日々コレ馬鹿が炎上してますわな。なかには炎上させるのがライフワーク。なんていう、寂しい人もいることは想像に難くありませんが。
言論の自由ってぇのは、勿論当たり前に保証されなくてはいけませんが、だからと言ってなんでも無責任に垂れ流して良いもんじゃないでしょう。あのー、皆さん、陰毛生えてる大人でしょ? 自分の発言には、少しは責任持ったらどうですか。責任っていうか、投稿ボタンをポチる前に少し考えなさいよ。あんたの頭、帽子の台なの?

あとひょっとしたら、「炎上」っていう響きが良くないのかもしれない。少し前まで「炎上」っていうと「吉原」でしたからね、五社英雄監督。もしくは金閣寺三島由紀夫ですよ。相当にカッコいい印象ですね、己の美学に殉じたところが。
そこであたしは、「炎上」にとって代わる言葉は無いものか、と1日使って考えましたよ。そして、コレだ。というのを発見しました。

「おもらし」。

どうでしょう。いや、「どうでしょう」って言われてもな。。。という皆さんも多そうなので説明します。
いきなり素面の人が、パリッとしたいい服着てるのに。ああ、のにですよ。なんかおしっこ漏らしちゃうわけ。周りの人が「お前、漏らしてるよ!」って言っても、漏らした本人は「漏らしてないもん!」って言い張りつつ、ついでにうんこまで漏らして、周りの人が(以下無限ループ)。
ですから、今後は「炎上」事案を見つけたら、「あ、あの人おもらししてる。。。いい歳してみっともない」って思いましょう。これが広まっていけば、「おもらしはみっともない」ってことで、馬鹿な発言も減るのではないでしょうか。

あ、わざとおもらしする人もいるなあ。そんなド変態、さすがに誰も面倒みないよなー。別にほっとけばいいかもしれませんね。自分のうんこまみれで動けなくなって、遅かれ早かれ死ぬだろうから。