あたしのこと、好きなんでしょう?

えーと。ややアルコールにヤられた頭で、たらたらと書いてみますが。

今日はほぼほぼ行きつけの「D(敢えて名前は
伏せておきます。特に意味は無いが)」でちみっとだけお酒を戴きまして。
と言うのもですね、この日はカレーと音楽の日。っていうわけで、店内BGMとかを客の持ち寄ったCDでなんとかする日。なんですね。
一応あたしだって、昔は客前でDJ業務をしたことのある身分ですから。少しだけ噛ませていただきました。

今日のチョイスは、SPANK HAPPYの「インターナショナルクラインブルー」。案の定、誰も知りませんでした(一人だけ知ってた。でもね部長、スパンクス知ってる=モテないサブカル女子。ってことですよ!)。
あたしね、スパンクス大好きなんですよ。丁度いいお洒落さと、これまた丁度いいグロテスク。もうね、信者と言っても良いくらい。

と言っても、あたしが好きなのは岩澤瞳さんが在籍してた頃のスパンクスだから、岩澤以前のハラミドリさんの頃のスパンクスは、まあ、その。
で、今日の「インターナショナルクラインブルー」ですけども。このタイトル。実際にこーいう名前の色があるんですよね。特許もとられていたはず。現代美術のイヴ・クラインが作ったらしいのですが。何て言うのかなあ、上品な色です。

ハウスの構造(四つ打ち)をそのまま使っているのに、ガンガン踊れる曲にせずに、寧ろダンスを抑制する方向に進んでいくのが、ホールのケーキを一口だけ食べて、後はゴミ箱に捨てちゃう感覚にも似ていて、エレガンスっていうのはこういうことか。と、初めて聴いたときに思いましたよ。

そんな優雅な曲ですが、歌詞はけっこうなエグ味でして。て言うか、決定的なことは何一つ言ってないけれど、「つまらない男に抱かれているあたしを、誰か叱って下さい」ってことかな~って、あたしはそういう風に読み取ったのですが。
んで、この「叱って欲しい」欲がさらに拗れていくと、Rinbjoの歌うSMジャズ歌謡「泥の世界」になるんだろうけど。

こういう微妙にエロ、そして切ない歌詞の恋の唄って、最近少なくないですか?あたしはもうね、オジサンだから恋だのなんだのって「バカみたいだわ」なーんてなっちゃうけど、これは違う。

恋は甘くてキラキラしてて、同時に残酷。そーいう気持ちにさせてくれてですね。
んで、過去の失恋を思い出して泣くのです。
もっとも、今日は堪えたけどね。