カレーの日のラスト。

に、MIXCDを作って持っていったのですが、タイトルを「Killingmaid Hellsonic Lounge」としたのでした。
Killingmaidは、近頃あたしが良く使うフレーズ。血まみれのメイド服を着た女。Loungeは、ラウンジ。っていう音楽ジャンルのこと。実態を掴むのが難しいですが、まあCafe系と思っていただければ。
問題は、真ん中に入れたHellsonic。この言葉を初めて見たのは、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールの3rdアルバムで、タイトルは「Newyork Hellsonic Barret」。CDの帯には「地獄の音響」と書いてあったのでした。

精神科医岸田秀が、人間は胎児の状態で既に満たされており、産まれることというのは、完全に満たされた母親の胎内から追放される。みたいなことを書いていて、ならば産まれることがもう既になんかの罰ってことかな。などと考えたり、或いは、他者への憎悪を撒き散らす連中が我が物顔でのさばり、さらにはアメリカの大統領にまでなろうとしている現実を見て、「こんな世界だったら消えてしまえ(自分含む)」と思ったり。なんだこのタチの悪いコントは。浮世のほうがずっと地獄じゃねえか。と、諦めにも近い感情を持ってしまったり。
そうした暗い感情をどうにかするべく、「好きなうた」という選曲テーマに合わせて選んだのでした。体調不良の中でも作ってしまったのは、そうでもしないと正気を保てなかったから。

この1年間、毎月「ネタが無い」「才能もない」「もう死ぬ」と言いつつも、とても楽しかったです。あたしのお遊びに付き合ってくれてサンキュー。また気が向いたら、MIXを作ることもあるかもしれませんが。

いつもだったらここらで曲順を載せておくべきですが、今回は載せないでおきます。理由は曲順書いた紙を捨ててしまったからです。

それでは皆様、また会う日まで。