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刺青。

ジャズミュージシャンの菊地成孔氏がタトゥーを入れたので、若干途方に暮れる。
菊地氏は長い期間考えて大きなガルーダを入れたわけなのだが(詳しくは菊地氏のメルマガで)、ここに来て、あたしのタトゥーのプランを考え直しているのである。

以前からあたしはタトゥーを入れるとしたら、左の肩甲骨の辺りにコーヒーとドーナツの絵柄にしようと思っていたのだ。要するに、ツイン・ピークスへのリスペクトであって、さらにいえばディヴィッド・リンチへのリスペクトである。肩にコーヒーとドーナツを入れた男。というのもなんかシャレが効いててアリかなあ、とボンヤリ考えていたのだ。

そういえば、故・川勝正幸氏はメキシカンな骸骨のタトゥーを入れていたそうだが、それを入れたショップは名古屋の大須にあるらしく、お願いするならそのショップかなあ、とも思っていた。


そんなお洒落タトゥーよりも、どうせなら和彫りを入れたくなってきたのである。

背中に、そうだなあ歌舞伎の演目を入れたい。見得を切る役者を図案化したやつがバーンとあるのは、一見コンサバティブに見えてパンキッシュなのではなかろうか。と思ったのである。和彫りと言えばヤクザのイメージだが、彼等の背負っているのは不動明王であったり、登り龍であったりするので。

ヤクザで思い出したのだが、あの業界で「気合入ってる!」とされる刺青は、亀頭に蚊の刺青なのだそうだ。絵面が細かい為に激痛に耐える胆力が要求されるらしい。想像するだに嫌だし、そもそも発狂しそうだ。

とまあ、こういったことを日々考えている。因みに、菊地氏のタトゥーを彫った彫り師さんは、「文化人類学上がりの彫り師」なのだそうだ。文化人類学上がりの彫り師。ワクワクする字面であります。