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殺戮女中の手口。第七回。訛り。ヒップホップ。教養。

この間テレビ観てたら、タカトシが出てまして。ほこ×たてが終わってからこっち、なんとなく元気無さげですよね彼ら。って、それはどうでもよくてですね。
名古屋市中区栄。の栄を皆さんはどう読むでしょうか。って話でして。この地域に住んでたら、さかえ。と読みますね。重要なのはどう発音するのか、ということなんですよ。タカトシは栄を、さ(高音)か(低音)え(中音)。と発音するのです。あたしは栄をさ(中音)か(中音)え(中音)。と発音しますが。どちらが正しい発音なのか。ちょっと考えましたよ。
ま、こういうイントネーションの問題って、統一的な正解はないんですけどね。NHK のアクセント辞典がありますよね。アナウンサーの人が勉強するときに使う辞典。あれにはどう発音するのがベターと書いてあるのか。
標準語、という概念がありますね。それこそNHK と文部省が広めた、日本語に於けるある意味恐怖政治みたいな。標準語というのは、大日本帝国時代に使われ始めたらしく、少しでも訛ってたりすると、学校とかで徹底的に調教・矯正されたとか。酷いもんです。翻って現在では、寧ろ方言・訛りがキュートなものになりつつあって、なんか嬉しいですが。
方言と言えば、フランス語はイタリア語を訛らせただけに過ぎない。というのを、読んだことがあります。ま、そりゃそうだわね。今でこそイタリアなんて国家もうボロボロですけども、その昔はローマ。ですから。最先端文化の発信地だったわけです。に比べて、フランスはその頃は畑しかないクソ田舎。同じイタリア語圏内でも、純イタリア語とフランスのイタリア語とでは、発音・イントネーションに大きな差が生まれてもおかしくはない。その後、フランス語という形に整備され、フランスがアフリカに進出することによって、アフリカ系フランス語が発生するわけね。アフリカ訛り。
そしてアフリカの人達は奴隷としてアメリカに行きますね。相当ひどい目にあっているのですが。さて、アフリカからの奴隷たちが喋れるのは現地の部族の言葉です。勿論部族毎に言葉が違うので、統一した言語が必要になります。そこで登場するのがピジン英語。というものです。
これは簡単な言葉だけ教えて、最低限のコミュニケーションをとれるようにしたやつで我が国に於ける「シャチョサーン」みたいなものです。たぶん(笑)。
このピジン英語が現在のヒップホップのMCに色濃く出ていますよね。アフリカンな言葉の歪みに、トライブの中でしか通じないスラング、下品なジョークとかも混じっていて、楽しいですね聴いてるだけで。
あー、ヒップホップといえば、あれを聴きたい。よし、聴こう(笑)。
男性MC二人によるユニットでして。まだまだ日本でのヒップホップというのが、暗中模索の真っ只中にいた頃に、いきなりフワッと出た一曲ですね。
GEISHA GIRLSで、「Kick &Lowd」

はい。聴いて戴きました。
プロデュースは坂本龍一。トラックメイクはテイ・トウワさんです。今聴くと、なんでしょうか。オールドスクールですよね。んで、ダウンタウンの二人とも、ラップのリリックがよく解ってない(笑)。でも、その不安定な感覚が面白いですよね。あのー、当時のニューヨークってこういうのだったのね。という感想ですよ。それこそYMOの「テクノドン」っていうアルバムがありますが、それと合わせて聴くと、当時のニューヨークの音楽シーン。です。

坂本さんといえば渾名が「教授」ですけど、あの人見ると、あの、「渾名が人を作る」っていうね。そういうレアケースですよね。あの人。今はどうなんでしょう。どっかの芸大で教鞭を執っているのでしょうか。少し前にテレビで教えてましたよね。
でも、坂本教授のベースは西洋音楽なんですね、当たり前ですが。西洋はリズムの訛りとかを、邪魔なもの、あってもないことにして進んできましたから、どうしてもリズム感に弱点がある。
これはしょうがないです。アフリカンビーツの勉強って、少し触っておしまいになるんですよね、こういうのもあるのよ、って。
アフリカとヨーロッパが、関係ないアメリカで出逢うことでジャズが生まれるっていうのも、なんて言うか、変な感じですよね。

それではまた次回。