殺戮女中の手口。第九回。胃袋。価格破壊。文学。

日曜の夜でありますが、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。明日に備え英気を養うビジネスパーソン、パートナーと食事中のファニーガール、シャワーの後で凍る寸前まで冷やしたシャンパーニュを飲もうとしている粋な伯父貴、皆様の夜を鮮血の緋と憂鬱なブルーで染め上げるお時間でございます。

最近、あのー、あたしの胃袋がですね。非常に小さくなっているんですね。なんかもう少し食べ過ぎたらお腹が痛くなるんですよ。これも老化現象なんでしょうか。
ラーメンに小さいご飯だけで、もう気持ち悪くなるのね。まあいずれにせよ、胃を小さくするのは身体に良いことですね。酒もあまり呑めなくなりましたし。健康だなあたしは。
因みに。あたしの体重も大きく変わりまして、最重時は八十キロ。最軽時は四十二キロでしたね。軽いときは軽い拒食症状が出たんで大変でした。食べてもすぐに吐いちゃう。みたいな。今はだいたい五十前半を行ったり来たり。
そういえば、テレビで肥りすぎた人が入院、ってニュースありますけど、あれはなんだろうな。人間の可能性を追求しているのでしょうか。その先に有るのは不毛の大地、ですが。

さて、曲ですが、、、やっぱりBOOK・OFFは侮れませんな。YOU THE ROCK と小沢健二のアルバムがどっちも税抜き百円でして、ついかっとなって買いましたよ。怖いなーこの資本主義感。って違いますか、違いますね。
ですが、えーと、それとは違いまして。
菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールで、「Baile Exorcisomo」

はい。聴いて戴きました。この曲ですけどね、要するにデトロイトテクノなんですよね。ただ、全ての音を生楽器でやる、っていう曲です。
この間ペペのベスト盤を買いまして。これかけながらナボコフの「ロリータ」を読み直しているんですけども。
まあ、世を見渡すとロリなエレメントが溢れておりますが、意外とナボコフ読んでる人って、いないんではないかしら。
えーと、粗筋とか言っておいたほうがいいのかな。冴えないヨーロッパ系のおっさんがアメリカの少女を好きになっちゃって、なんとかセックスするためにいろんなもの買ってあげたりご機嫌とったりしながら、フィフティーズのアメリカを放浪する話。ラヴストーリーのようでもあるし、サスペンスもののようでもあるし、という、、、まあ、傑作ですね。仮にもロリ好きと言うならば、これ読んでから出直してきな。と言いたくなりますね。あ、あと夢野久作の「少女地獄」。これも基礎教養です。
この二作品とも読んでおくと、あんまり萌え萌えしていられなくなりますね。女の子という生き物の扱い方、っていうものが、読む前と後ではだいぶ変わる。まああたしはロリ属性は、ないわけじゃないですけどね。

それではまた次回。